変化
先日の『』の会で、露骨に誉めるってことを教わりました。
すると、早速チャンスがきました。
生徒1「先生、終わったからワーク取って来ていい?」
私「黒板見てごらん、まだ終わりじゃないよ」
生徒1はしぶしぶ元の席に戻っていった。
少し様子を見てると
「ねー、早くやってよ。終わらないとワークできないんだから!」と近くの二人に話していた。
近くの二人はずっとしゃべっていて、全く手が進んでいなかった。けれど、生徒1に急かされて書き始めた。
チャンス!!!
その場で誉めるか迷った。そして、迷ったからその場は誉めないことにした。
様子を見ていると、今度は別の生徒2が来て教えていた。
チャンス!!!
最後の語りで、
私「今日はとっても素敵なことが怒った。見てたらずっとしゃべってて手が進まなかったところがあって、どうにかしたいなって思ってたら、『ねぇ、勉強してよ』と声をかけてくれた子がいたんだよ!そしたら、お喋りしてた子が勉強始めたんだよ。」
生徒1は「私、私、」と言わんばかりのジェスチャーをしているのが見えた。
生徒2も同様の仕草をしていた。
私「それだけじゃなくて、その後に別の子が来て、教えてあげてたんだよ。今日は、何度も何度も言ってる、誰も見捨てないってことが少しは伝わった気がした。みんなの成長を期待してます。」
と終えた。
それから、今日も同じクラスで授業があった。
まず、前回の振り返りから始めた。
教科の内容ではなく、前回は素敵なことが起きたことを振り返った。
早速、課題を配り「始めてください。」
始めはシーンとした雰囲気で始まったが、徐々に口を開く生徒が現れた。
そして、後半にいつも終わったらワークを解いていた生徒3が、答え合わせを終えてから私に「教えてあげなきゃね」と言ってくれた。
「あげなきゃ」に引っ掛かりはあるが、『』ややってて初めての変化だ。
結果、生徒3は数人に教えて、ワークを始めた。
それでも、最後の振り返りで「今日もまた素敵な場面があった。自分の課題できた子が『教えなきゃね』と言ってくれた。そして、まだ出来てない子の所へ行ってくれました。」「教えてるところ見たけど、凄く教え方が上手だった。『これは何になる?』とか『ここは前にやった◯◯が関係してるんだけど、◯◯は大丈夫?』と1つ1つ確認しながら相手が分かるように教えてたんだよ!まるで先生がもう一人いるみたいで凄く頼もしかった。」「しかも、それだけじゃなくで、今日初めて『わからない人いる?』と声かけてくれたんだよね。きっとワークをやりたかったかもしれないけど、みんなができるために頑張ってくれたんだよね。凄く嬉しかった!」と誉めた。
この日を境に、その生徒は自分の課題が終わると周りを助けるようになった。
ずっと助けいるわけではなく、ある程度教えるとワークを解き始めた。
彼に習う生徒に期待したい!!!